仏教では必要不可欠となる作法の一つです

2017年03月30日
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良く人が亡くなった際に行う焼香やお香ですが、これは実は仏教ではなくてはならないと言う作法の一つでもあり、そしてこれが供養と言う訳です。まずこのお香ですが、これはつまりは仏壇、所謂亡くなった方の一番近くで香りが放たれていると言う事です。

その理由は何故かと言えば、これは死者の身体から放たれる匂いを浄化させると言う意味合いがあります。そしてその匂いを浄化させると言う事こそが仏を安心させると言う意味での供養と言う訳です。そのため、人が亡くなれば、必ずその故人の枕元には小さな祭壇を設けて蝋燭の炎で明るく照らして、香を焚いて故人を安心させて成仏させると言う意味合いもあると言う事です。

主に使われるのが長い線香と言う事になります。そして次の焼香と言われる行いですが、これは火種に香木や香りの原料を焚くと言う事になります。これも線香のその香りが故人の匂いを浄化させると言う意味と同じ働きがあり、そして供養となると言う事です。様々なタイプがありますが、小さな卓上の上に炉を設けます。その炉に火種があり、その火種に細かく刻んだ香木や香りの原料を摘まんで焚く事を言います。葬儀やその他には法事や法要の際に、遺族もそうですが、弔問客などがそれぞれ三度摘まんでその炉の中に焚く供養の仕方があります。これが焼香です。仏壇の前に赴いて行うタイプと列席者は座ったままの状態で、その場所に炉を移動させてそれぞれがそのままの場所で行うタイプと地域性があります。

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